先に火葬してしまう秋田のお葬式

東北の秋田県で知人にお葬式がありました。大阪の納得料金で家族葬が松原会館で初めてだったので、不謹慎ではありますが帰りには温泉にでも入って帰ってくるつもりでした。告別式の会場に入ると、一瞬違和感がありました。何だろう、この違和感はどこからくるのだろうと周りを見回し、御布施についての疑問にお答えするとやがて気が付いたのは棺がないということでした。ご遺体がないのです。

どういうことだろうかと尋ねてみると、すでに火葬してしまったとのことでした。話によると、秋田県では昔から告別式の前に火葬を先にしてしまうことがあるのだとのことでした。家族葬を大阪で専門施設を比較検討するとお葬式の仕方は地域によってそれぞれ異なります。火葬を先にするというのは、遺体が悪くならないようにという意味では賢い方法なのだろうと思いますが、ドライアイスで冷やしておけば、かなりの日数はもつはずです。こんなことで大阪で家族葬ができると思いご遺体がすでに火葬された状態で、告別式というのは正直変な感じでした。

ただ、大阪で直葬のことなら流行ると先にお骨にしてしまうことで、告別式を慌てず遺族の都合の良い日に設定できるというメリットもありそうです。以前は関東でも先に火葬することがあったと聞いたことがありますが、広い大阪で散骨を選ぶと秋田では今でもその習慣を続けているというわけです。とても参考になりましたが、通夜があり、火葬のための式があり、そして告別式と合計3日間を要するわけですから、逆に大変だろうと思いました。