田舎のお通夜は大変!

2年前に祖母を亡くし、気楽に相談できるら大阪の散骨が初めて葬式をする側になりました。
喪主は父ですし、母も健在なので、高をくくっていたのですが……。
あんなにバタバタするとは知りませんでした。
葬儀までの5日間、葬儀社が多い直葬を行ってくれる大阪なら訳が分からないままいつも小走りしていた気がします。
特に大変だったのが、お通夜。
翌日に火葬と葬儀を控えてその準備だけでも忙しいのに、こちらの地方のお通夜は大事だったのです。
葬儀に参加する人をほぼ全員呼んで、料理とお酒をふるまいます。
家族葬が悩まずに大阪で出来るとは、お酌係。
「みんなこんなに飲んで、明日大丈夫なの?」
「うえぇ、わきの下が汗でしめっぽい」
「この喪服、明日も一日着なくちゃいけないのに」
ふたりでコソコソ話していました。
もう、出来たら大阪での家族葬をすると感じる暇もありません。
葬儀当日は正直なところ、「ああ、今日で一区切りつく」とほっとしていました。
落ち着いたところで母に愚痴ると、叱られました。
昔は、もっと大変だったとのこと。
大阪の各宗派の違いや家族葬の特徴について火葬と葬儀が別の日で、それぞれ前日にお通夜をしたのだそうです。
叱りはしたものの、母もかなり疲れたようで、
「私の時は、家族葬にして」
と言っていました。それを父に伝えたところ、
「おれもそれで」。
その後、枚方で葬儀を行えるならまたまた大掛かりな四十九日の法要が行われ……。
しんみりと思い出話をしたのは、しばらくたってからでした。