身内のお通夜・お葬式は涙も出なかった

つい最近家族が亡くなり、初めてお通夜やお葬式を仕切る立場を経験しました。気楽に相談できるら大阪の散骨が自分が住む地域では、こういう場合家族はそれほど動かずに周りの親族にほぼすべてを任せることが多いのですが、親族も高齢化が進みテキパキと動ける人も少なくなってしまったので、直葬を少ない費用で大阪で出来るとは結局私を含む家族がバタバタと忙しく手配することになったのです。
私は結構涙もろい方で、簡単にできる家族葬を大阪でやるならこれまでお通夜やお葬式に参列した時は人目もはばからず号泣したことも多かったのですが、自分に最も近い家族が亡くなったというのに、どうしたことか涙は出ませんでした。思えば病院で亡くなった時に医師から宣告された時も、頭をよぎったのは「これからまず何を始めればいいのか」でした。悲しいという気持ちはもちろんありましたが、少しでも大阪で家族葬をしようと考えると自分以外の家族の体調が悪かったせいもあり自分がしっかりしなければという気持ちの方が強かったのです。
社会のニーズに合った家族葬を展開することがお通夜やお葬式でも「準備に間違いがなかったか」とか「今後の段取りは・・・」「お寺様へのお礼は」とか、そんなことで頭がいっぱいになり悲しむという気持ちにはなれませんでした。静かに枚方で家族葬を行うのならすでに49日も終えた今ですが、恥ずかしいことにお通夜やお葬式にどなたが参列してくださったのか、全く記憶がないのです。お香典を頂いた名簿などで確認は出来たのですが、名前を確認しても「どなただっけ?」と困ったことも起こりました。こんなにバタバタしたお通夜やお葬式で、亡くなった家族はどう思っているのか、たぶん苦笑いしているのかもしれません。